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私の父、梵字屋の商品の全てを作る宝石職人、本谷元二。 労働大臣認定の一級技能士の資格を持つ。
その父の35年に渡る仕事の数々・・・
今回はその仕事の、地金の精錬作業と、甲丸型の結婚指輪をつくる過程をご覧ください。
仕事場公開!!
ジュエリーが作られる工房とは!?その全貌を紹介します。
全てが職人仕様の部屋になってます(^^)
この写真にあるもののほとんどが我が父の手作りです。
椅子・机・棚・作業台などを作ってしまいました。
普段は凄く小さなジュエリーばかりなので、机や椅子などの寸法の大きいものは楽勝だとか。
この下の写真の道具入れも全部手作りなんです。。
中の物の全てが仕事に使う道具で、一体何に使うのか、僕にもサッパリ。。。
さらにその下の3枚は、本日の仕事や仕事道具(ゴム型)、それから一番左は上から下まで仕事道具。。。
まるで、部屋全体が道具箱のよう(^^;)
そろそろ仕事開始です(^^)

まずは地金の精錬作業ですね。僕は小さい頃からこれが好きでよく見ていました(^^)
ちなみに本日は、プラチナとゴールドの精錬作業です。
右側の道具類はゴールド用の道具です。プラチナは別にあります。理由は後ほど。
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| いよいよ、火の神様の力を使います(^^)! |
| 【1】金を溶かして精錬します |
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まず、使用する地金を
バーナーで溶かします。
温度は?と父に質問すると、
「金は温度低いよ。」
と、簡単な答えが返ってきました。
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| ↑クリックすると動画が見れます。 |
↑クリックすると動画が見れます。 |
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溶けた地金を金型に流し込みます。この作業も簡単にはいかないので慎重に・・・
で、出来上がったゴールドのの地金が右側の写真。熱くて触れませんよ(^^)
【2】プラチナを溶かして精錬します
プラチナは道具やバーナー全てが金とは異なります。
理由は融ける温度が全然違うから。
光の明るさに例えるなら、「金はロウソク、プラチナはスタジアムのライト」ほどの違いがあります。
それから、お皿にプラチナの粉を入れ、積み上げていますが、これにも理由があるんです。
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| ↓クリックすると動画が見れます。 |
↓クリックすると動画が見れます。 |
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左側の写真は、炎の出し始めです。右側の写真はより高温で溶かし始めたところです。
炎の温度によって色が違うのが分かりますか?
※下の画像をクリックすると動画が見れます。
この瞬間、プラチナは約1700度以上!!もの高温になっています!
当然ながら周りにいる僕たちも物凄く熱いです。
おまけに動画では分かりにくいですが、バーナーの音がでかい!爆音と言ってもいいほど!
高温に爆音!まさに小さな鉄工所ですね(^^;)
音量を最大にしていただければ(^^)
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| ※左側の画像をクリックすると動画が見れます。 |
写真と動画を見て、何かに気付きませんでしたか?
ちょっと小さくて分かりにくいのですが、重ねていたお皿の高さが低くなっていませんか?
実は、プラチナが超高温で溶けるために、お皿を突き破ってどんどん下に落ちているんです!!
普段はこのお皿を10枚以上重ね、プラチナの量ももっと多いのですが、
今回は撮影のため少なくしました。
ゴールドとプラチナの道具がなぜ違ったのか?
それは、ゴールドの金型にプラチナを流し込むと、高温で金型の方が融けてしまうからなんです。
融ける温度が全然違うんです!
そうして出来上がった地金が、父の手にあるプラチナの塊。
まだ、熱くてずっしり重たいんです。ちなみにこの時の地金は僕には触れる事が出来ません。
理由は、火傷するくらいに熱いんです!父は慣れているんですね(^^)
【3】打っては熱し、打っては熱すの繰り返し。ひたすら地金を鍛える。
溶けて丸くなった地金を何度も何度も火を入れ、、
やわらかくなっては、金づちで叩き、また火をいれ、叩いての繰り返しで棒状へ成形していきます。
簡単に見えるのですが、ボクがするとすぐに筋肉痛です(^^;)
この作業で、金属が鋼のような強靭さを身につけるのです。
職人が手作りでつくるジュエリーは地金に粘り気があると同時に強いのです。。
地金同士がグッとくっついて固まるという印象ですね。
※左の画像と右側は上の画像をクリックすると、動画が見れます。
リズムに乗った金づちの音が響き、形作られていきます。
動画を見てもらっても分かるとおり、見てる分には簡単なんですが、
驚くべきことは、ちゃんと長方形の形になっていることなんです!
※下の写真の中段左の画像をクリックすると動画が見れます。
【4】素材が整いました。これから形づくりです。まずは、均等な棒状に。
我が家にはロールが2種類あります。地金や仕事によって使い分けるんだそうです。
ローラーは機械で動きます。手で回すローラーもあるのですが、仕事量が全然違うのです。
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| 一番右の写真をクリックすると動いている動画が見れます。 |
ローラーを通し、均等な棒状にします。今回は4mm角。
【5】必要分に分け、形状を整えます。
熱しては打ってまた熱し、打って熱しの繰り返し。
形を整えるために、今度は丁寧に丁寧に作業を繰り返します。
金床(作業台)に使われている
木は樫の木。樫の木は、職人の打つ力に耐えられる強い木なのです。
めちゃめちゃ重いんです(><)
父が山を持っている知人の所に行き、自分で気を選び切ってきたんです。
現在で2代目ですが、大切な仕事仲間なのです。
※中央と一番右の画像をクリックすると動画が見れます。
【6】いよいよリング状に。
芯金に地金を添わし、木づちでリング状にします。指輪らしくなってきました。
裏話を明かしますと、通常父は本当は芯金を使わずリング状にしているのですが、
分かりやすく見せるために一般的な工程で作ってもらいました。
不思議なのは芯金を使わず、リング状にするのですが、ちゃんと真円のリング状になっている所なんです。
【7】つなぎ目の結合
つなぎ目を結合させます。この作業は一番難しいのです。
また、火の加減で「ロー目」といわれるつなぎ目が見えてしまうので
整えた形を気にしながらの慎重な作業です。
【8】やすりで削り、表面 をなめらかにしていきます。
まず、内側から丁寧にやすりをかけます。粗い目のものから細かい目のやすりまでを使います。
内側が仕上がったらいったん刻印を押します。
側面のゆがみもやすりで修正し、徐々に仕上げに入って行きます。光沢がでてきました。
そして削って落ちたどんなに小さなカスもまた集め、地金業者に再生成に出します。
その為、ゴミは一切出ないのです。
【9】バフがけ。ピカピカになります。
最後の仕上げに丁寧に磨きます。ピカピカになりました。
スッと触るように当てているのですが、実は素人の方がすると
指輪が吹き飛ばされるほどの勢いで回転しているのです。
【10】最後に洗って、はい、できあがり。
きれいになりました。できあがりです!
こんなシンプルな指輪には、ほぼ一時間ほど時間がかかります。
ひとつひとつの工程に、父のこだわりの技術と思いがたくさん詰まっています。
こんなに贅沢なジュエリーが、他にあるでしょうか・・・
みなさん、お手元に当店の指輪が届きましたら、ずっと可愛がってあげてくださいね。
きっとあなたの一生の大切な宝物になるはずですよ(^^)
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下の左側の写真ですが、この太い地金が数々の工程を経て
こんな素敵なリングに生まれ変わるのです。
不思議としか言いようがないのですが、父はいとも簡単に作ってしまうので驚きです。 |
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当店の職人であり、父、「本谷元二」プロフィール
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労働大臣認定の一級技能士
昭和26年生まれ
20歳から宝石職人としての
仕事を始める。
父は宝石ケースの職人
兄は宝石の石留め職人
以来、数々のコンテストで
入賞・佳作を取るが、
一向に興味はなく、
商品と賞状のセットで
「売って欲しい」との以来が殺到。
そんな訳で、賞状も商品も手元になく、
残念ながら記録は残っておらず。
根っからの職人です。 |
| 唯一残っている、宝石技能一級技能士の資格証(現在は改名している為、名前が違います) |
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今回の紹介は梵字のペンダントを作っているところではなかったのですが、
次のページに「梵字ペンダントの製作工程」というページをつくりましたので
是非ご覧下さいませ。
「梵字ペンダントの製作工程」のページへ
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